目指せ!アメコミ作家 | 鈴木(仮名)の『アメリカ発日本行き』

目指せ!アメコミ作家

こんばんは、鈴木(仮名)です。
今大学でカトゥーンニング(マンガ)の授業をとってるんですが、教授はプロのイラストレーターでWWEのポスターのイラストやその選手のストーンコールドのTシャツのイラスト、『マジック』というカードゲームイラストなどを手がけてる現役のイラストレーターなんですけど、前の学期に3Dデザインという授業をとった時の教授は現役のアメコミ作家だったんですけど、なぜマンガをイラストレーターが教えて3Dデザインをアメコミ作家が教えてるのかという突っ込みどころ満載な大学なんですが・・
で、このカトゥーンニングの授業に、そのアメコミ作家の教授も顔を出して講義をしてくれたりするんでまあ良しとしています・・

アメコミは基本的に日本のマンガと違ってて、『バットマン』といっても、同じ作家が書いてる訳ではなく、最近で言うとヤングチャンピオンの『ブラックジャック』の形式なんですよね。だから、バットマンもよく見ると色々な顔をしています。なかには『BONE』という人気マンガで日本の形式のマンガもあるんですけど、基本的にはフルカラー。
だから、一回分のマンガを書くのにかなりの時間をかけています。
平均すると、だいたい一日一枚。で、原稿料がページ100~200ドルくらいらしいです。
中には、実写さながらの描写で原稿料がページ500という人もいるようです。つまり、一回分の22ページで約120万円というすごい人もいます。そのかわり、そういう作家は一ページに5日かかるそうですが・・
とにかくアメコミは日本の雑誌の形態と違いフルカラーでかなり薄い。22ページしかないですからね。でも一部およそ270円。一回分のマンガですよ。日本のジャンプだったら、同じ値段で、15マンガ以上も読めてしまう訳です。そう考えるとそんな値段でもアメコミ作家が成り立っているという事だから、アメリカ人のマンガ購買力もなかなかの物という感じがしますね。
さて、次回はマンガの書き方を説明します。




著者: ビル・ジェイマス, ブライアン・M・ベンディス, 柳 亨英
タイトル: スパイダーマン (1) アメコミ新潮